山口県北部 萩エリア

三輪 華子 Miwa Hanako

手と素材と心の交感


出身地山口県萩市
所属萩陶芸家協会正会員
窯元名休雪窯
開窯年1663年(寛文3年)
所在地〒758-0011 山口県萩市椿東858-9(Googleマップ
電 話0838-25-3388
駐車場
展示場


 三輪華子にとって美術は特別なものではなく、遊びであり学習であり、生活そのものの中に溶け込んでいました。父、三輪休雪から教わった油絵、アトリエで土と触れ合い、自己を表現する心を体得していきました。二次元で表現する絵画より立体造形による無限の可能性に惹かれ、多摩美術大学彫刻科を卒業すると、イギリスのウェールズ大学でインタラクティブアートを、ロンドン大学大学院でメディアアートを学びます。インタラクティブアートとは、作品と観者のあいだに何らかの相互作用をもたらすことが意図され、コンピューターを駆使したメディアアートなど、現代美術の一分野として確立しています。
 イギリスで学んだありとあらゆる素材や表現を通過して、土という素材の存在性や親和性に改めて求心力を感じ、帰国後陶芸家として制作を始めました。
 二〇〇一年の初個展、『妙』と題された作品は、蓮の葉や花をイメージし、有史以前から存在する植物の生命力や神秘性を造形化、続く二〇〇四年の個展では、白釉を用い、シャープなダイヤモンドカットの造形をほどこした雪をイメージした作品『浄』を発表。また別室では暗黒の中に女性の人体と骨骸をインスタレーションし有機物から無機物への変遷を、波状のレーザー光線を照射して人の生涯の刹那と人類誕生以前からの宇宙の時間の流れを表現しました。
 「流れている時間、今という時、そして自分の心を土で表現したい。自己の表現で完結するのではなく、心と心の接点となる作品でありたいと思います。」自己と外界、そして他者との交感(インタラクティブ)を求めて、三輪華子の陶芸というリアルな表現は始まったばかりです。