山口県北部 長門エリア

大谷 雅彦 Ohtani Masahiko

独力で長年の夢であった登り窯を築窯
白萩釉を追求し情趣ある器作りを目指す


生年月日1963年8月9日
出身地山口県長門市
所属日本工芸会
萩陶芸家協会理事
窯元名桂仙窯
開窯年1975年
受賞歴
  • 1990年西部工芸展 入選
  • 2000年現代茶陶展 入選
    日本工芸会山口支部展 朝日新聞社 奨励賞 受賞
  • 2001年織部の心作陶展 入選
    日本工芸会山口支部展 朝日新聞社 奨励賞 受賞
  • 2003年茶の湯の造形展 入選
  • 2004年織部の心作陶展 入選
所在地〒759-4102 山口県長門市西深川787-2(Googleマップ
電 話0837-22-2477
交 通JR黄波戸駅より長門方面徒歩15分
駐車場5台
展示場

有(茶陶、花入、皿などを展示)


 小学六年生の卒業文集に、大人になったら父親と同じ仕事をして、ふたりで夢を貫きたいと綴った大谷雅彦は、職人として優れた技を持つ父を尊敬していた少年でした。いまでは萩焼の伝統を守り継承する青年陶芸家と成長しました。
 山口芸術短期大学を卒業後、三輪休雪窯に入門。三輪榮造に師事し十四年間修錬を積み、技を磨きました。独立後は表現力のある作陶で才気煥発しています。
 作品を手掛ける上で成形はもちろんのこと、それ以上に釉薬にとことんこだわり。
 「一年の三分の一を釉薬の研究に注いでいますね。土灰や藁灰も自分で焼いて作ります。原料を吟味しながら気持ちを込めてね。」釉薬を思う一念は岩をも通し、二〇〇四年の春、白釉薬の焼き上げの為に新たな窯の必要性を感じ、長年の夢であった登り窯を開窯しました。
 強固な基礎工事から一年掛りで独力で完成に漕ぎ着けたのです。初火入れはその年の八月十三日。彼にとって人生の一ページを染めた記念の日でした。
 白萩釉を追求し、花器や壺、皿、器など、中に入るものが生きる器作りをモットーに作陶に励む毎日。
 「私が作った焼き物を買ってくださった人が使い込んで、それが変わっていく様が何とも言えない魅力ですね。」
求道的な作陶姿勢から生まれた作品は、釉薬の妙と土の質感が調和した個性的な美感が醸し出され、花を生けたい、料理を盛りたいという衝動にかられる逸品です。