山口県北部 長門エリア

大野 誠二 Ohno Seiji

適切な技巧をこなすすぐれた感性
独自で研究した象嵌・印華はまさに秀作


生年月日1947年12月20日
出身地山口県大津郡
所属日本工芸会正会員
萩陶芸家協会正会員
窯元名泰誠窯
開窯年1976年
受賞歴
  • 1974年日本陶芸展 初入選以後9回入選
  • 1974年日本伝統陶芸展 初入選以後10回入選
  • 1979年伝統工芸新作展 11回受賞
  • 1992年山口県芸術文化振興奨励賞受賞
  • 2012年山口県選奨(芸術、文化功労)受賞
所在地〒759-3802 山口県長門市三隅中湯免(Googleマップ
電 話0837-43-1840
交 通JR長門三隅駅より車で5分
駐車場5台
展示場

有(湯呑から壷置物等色々有り)

H P

http://taisegama.jimdo.com/


 緑豊かな風景に囲まれた大野誠二の城、泰誠窯に一歩足を踏み入れると、懐かしい土の香り。
 同時に閑寂な中にもぴんと張り詰めた空気が漂います。それもそのはず、朴訥(ぼくとつ)という表現がぴったりの彼がほとんど一年中籠り、土に向う仕事場だからです。
 高校時代無線に熱中し、東京の国立電気通信大学に進学後電気会社に勤めますが、長門へ戻り陶芸の道に入りました。
 瑞峰というすばらしい師を父にもつ青年にとって、陶芸の魅力は無線に優るものだったに違いありません。入門以来、瑞峰の厳しい指導の元で職人としての技を叩き込まれます。
 十数年の修錬を積んだ後、大津郡三隅町に泰誠窯を開所。
 精巧で匠な技を得意とする父の血を受け継いで、掻落(かきおとし)から象嵌(ぞうがん)技法、さらに印華(いんか)技法と手法を変えて来ました。
 見島土や天草土など、土の味と釉薬が醸し出す窯変の美しさ、独自の技で赤化粧・白化粧の形を追求。美へのこだわりは、とどまることを知りません。
 さらに自分でできることを模索し、これぞ大野誠二の作品だと言われる物を目指して取り組んだ印華技法。
 印華は木判で器体に細かい印を押す手法で、その窪みに白土を埋め込んでぬぐい落とすことで紋様を浮き上がらせる労作
です。
 「作陶は手間をかけてやる、世話をするってことだと思うのです。」とポツリと語った言葉に、職人の気勢も感じられました。